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2009/01/10

Ash Fork, AZ

Ash Fork, AZ | 2008/10/07-day26

ゆるーい雰囲気の小さな街。標識にもどこか微妙な間が空いていた。



隣のSeligmanにはルート66名物の店がありグランドキャニオン帰りの観光バスも立寄るほどで賑わっていて、この街はちょっと影が薄い。

屋根にCAFEと書いてあるのだが、あまり効果はないかと(僕がこれに気付いたのも旅を終えて写真を整理している時だったし)。



地理的に便利だった事もありサンタフェ鉄道沿いの街として誕生。
1893年の大火事で街全体が全焼した後も、鉄道の反対側に移転して街は復活した。その後、駅には有名なレストラン"Harvey House; The Escalante"が出来たり、街にはルート66も開通したりで、栄えたそうだ。また敷石(Flagstone)の産地としても有名に。

ところが、1960年になってサンタフェ鉄道がルートを変更、線路そのものが街から離れてしまった。人口も半減して弱っていたところに1977年に再び大火事でダウンタウンの商店のほとんどが焼失してしまう。追い討ちをかけるようにハイウェイのI-40が完成、行き交う車は街を素通りするようになると、街の経済機会は失われていったようだ。

さらに1987年には、またしても大火事が発生、生き残っていたビジネスの多くが焼失。その後、アクション映画「ユニバーサル・ソルジャー」(1992)の舞台となるが、街で一番雰囲気の良かったモーテルが格安で売りに出てたのが理由だったようで、これも撮影で爆破されてしまったとか。

なんだか散々な話の連続だけど、街はどこか憎めない雰囲気に満ちていたように記憶している。

2008/12/18

Flatiron Cafe

Jerome, AZ | 2008/10/07-day26
前回に続き、ジェロームの街の紹介。

天気が良くて、居心地の良いCafeがあるだけで、その街が好きになれそうな気がする。ジェロームにもそんなCafeがあった(ただし定休日だったが)。



Flatiron Cafe
ウィンドウには"Best Restaurants In Arizona 25"の記事。





その隣には妙な看板の店。ここも閉まってた。
Belgian Jennie’s Bordello Bistro & Pizzeri
http://www.belgianjennies.com




残念ながら、
火曜が定休日の店が多いみたいで。

2008/12/17

Jerome, AZ

Jerome, AZ | 2008/10/07-day26

セドナに滞在した後でルート66に戻るにあたり、ルート89Aというこれまた古い道を辿る事にした。その途中、山の中腹の小さな街がジェローム(Jerome)。

1898年に建てられた Connor Hotel。
それにしてもアリゾナの空、どこまでも青くて気持ちいい。




一階は飲食店やアート・雑貨屋さん等が入り観光客に人気。ホテルは二階で営業中。webサイトでは街やホテルの歴史の紹介も(www.connorhotel.com

予備知識なく訪れたのだが、周辺の街に比べて観光スポットとして賑わっていて、ちょっと驚いた。



街の歴史を紹介するMine Museum。
Jerome Historical Societyが様々な活動を通して街のキャラクターを守っているようだ。



一時期は人口15,000人と栄えた街は時代の流れとともに減り、1953年に鉱山が閉鎖された後は0人と正真正銘のゴーストタウンとなったそうだ。ところが、その直後から芸術家やヒッピー達が流れ込み、60年代~70年のムーブメントと共に復活したとの事。今でもその雰囲気が残っており、我々も陶器のスタジオ+お店で器をいくつか購入した。

セドナから約40分というだけでなく、フラッグスタッフまで1時間、あるいはフェニックスからも2時間と、意外に主要なところへのアクセスがそこそこなのも、立寄る人を集める理由かもしれない。

2008/10/07

day26 短信


Sedona, AZ発-Jerome, AZ-RT66-Kingman, AZ

セドナはテーマパークみたいだ。
ボルテックス探しというミステリアス/ファンタジーな要素を加味しつつ、トレッキング・岩登りというアドベンチャーに挑戦するアトラクション。小奇麗で、安全・手軽で、街はコンパクトに色々と揃っている。メキシコの村をイメージして作られたTlaquepaqueで昼食をとったのだが、まさにここもテーマパークの一角といった雰囲気だった。

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Route 89A

さて、今日はRT66に復帰するのだ。
直接Flagstaffから戻っては面白くないので、南へ遠回りし、Route 89Aというこれまた古い道を辿る事にした。

Clarkdaleに着いてから、ここに来た事があるのを突然思い出した。
「Verde Canyon Railroad」という渓谷を走る観光鉄道があるのだが、この街はその出発駅があり、数年前のPhoenix旅行の際に訪れていたのだ。残念ながら火曜は整備の為に運休。列車の写真だけ撮らせてもらって(裏手の廃線になったところでも)、しばし懐かしさに浸った。
verdecanyonrr.com

その先のJeromeが、なかなか賑わっているので驚いた。1953年に鉱山が閉鎖された直後はゴーストタウンだったが、その後は芸術家(やヒッピー達)の手によって、復活したとの事。陶器の店+スタジオで器をいくつか購入。

その後、カーブ連続の山道を抜けてRT89に出てから北上、しばし走ってAsh Forkという街で、久し振りにRT66に復帰。なんか、ほっとする。

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RT66復帰

SeligmanではRT66名物のソフトクリーム屋 Snow Cap Drive-Inへ。そしてAngel Delgadilloさんの元床屋・Route 66 Visiter Center。もう夕方なので閉店かと思ったら、とんでもない、観光バスが次々に横付けされていた。日本人の一団にも遭遇。グランドキャニオン観光のルートに組み込まれているのだそうだ。

サンセットに向かって走るのは気持ちが良かったが、暗くなってしまったので、Truxtonの有名な標識も、HackberryのRT66愛好家の間で有名な店も、立寄れず。とりあえず、宿を確保する為、その先のKingmanへ急いだ。夜は洗濯、そして深夜まで旅行の予習。