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2009/08/11

Depew OK

Depew OK | 2008/09/17-day06



オクラホマ州のDepew。地理的にはTulsaとOklahoma Cityのほぼ中間。写真では、たまたまピックアップ・トラックが通り過ぎたが、街のメインストリートはご覧の様に空っぽ。人影がなくて、まるでゴーストタウンなのだが、かと言って荒廃しているのでもなく、微妙なさびれ具合いを醸し出していた。人口は570人位らしい。一応、街のwebサイトもある>Visit Depew, OK




1926-28年の間はルート66がメインストリートを通っていた。カリフォルニアやアリゾナの方よりも、ミズーリやオクラホマの人達の方が「ルート66」の歴史や存在を大事にしている気がする(それだけ田舎だからかもしれないが)。


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ここをぐるりと見渡すと、反対側には下の写真の建物が建っている。Coach's Cornerという街で一軒だけと思われるCafeだったが閉まっていた。本当に人影がないのだ、ここは。まるで「消えちゃった街」みたいに。 近くにはBristowやStroudの街もあるので、陸の孤島というわけでもないのだが。



メインストリートに面した建物のほとんどが、入口や窓が塞がれて、使われていなかった。"1911"というのは、1911年に建てられたのだろうか。保存状態は悪くなさそうだけれど、いつまでもこの状態なのだろうか。




下の店は美容院!で「OPEN」の文字が出てた・・・・が、店の中はやはりカラッポ。電気も点いてたのに。美容院や床屋だったら、人が少しでも住んでれば需要があるのかな。



不思議な街でした。

2009/08/03

66 Super Service Station

Alanreed, TX | 2008/09/21-day10



昨日の標識の後ろに建っていたのが、この1930年代のガソリンスタンド。





Old Route 66 Association of Texasが2002年から修復・復元に着手、古い給油ポンプやTexacoのステッカー等も各地から取り寄せて、当時の様子を再現したのだそうだ。

2009/01/16

旧式ポンプ

Foss - Catune OK | 2008/09/20-day09

昔はお馴染みだったこの形のポンプもクレジットカードが使えないからか、
最近はすっかり見かけなくなった。だんだんとレトロ化していくのだろう。

近づくまで分からなかったのだが、このスタンドは潰れていた。



2009/01/14

Alanreed TX

Alanreed TX | 2008/09/21-day10

このあたりには廃墟、廃車がごろごろしていた。



2009/01/10

Ash Fork, AZ

Ash Fork, AZ | 2008/10/07-day26

ゆるーい雰囲気の小さな街。標識にもどこか微妙な間が空いていた。



隣のSeligmanにはルート66名物の店がありグランドキャニオン帰りの観光バスも立寄るほどで賑わっていて、この街はちょっと影が薄い。

屋根にCAFEと書いてあるのだが、あまり効果はないかと(僕がこれに気付いたのも旅を終えて写真を整理している時だったし)。



地理的に便利だった事もありサンタフェ鉄道沿いの街として誕生。
1893年の大火事で街全体が全焼した後も、鉄道の反対側に移転して街は復活した。その後、駅には有名なレストラン"Harvey House; The Escalante"が出来たり、街にはルート66も開通したりで、栄えたそうだ。また敷石(Flagstone)の産地としても有名に。

ところが、1960年になってサンタフェ鉄道がルートを変更、線路そのものが街から離れてしまった。人口も半減して弱っていたところに1977年に再び大火事でダウンタウンの商店のほとんどが焼失してしまう。追い討ちをかけるようにハイウェイのI-40が完成、行き交う車は街を素通りするようになると、街の経済機会は失われていったようだ。

さらに1987年には、またしても大火事が発生、生き残っていたビジネスの多くが焼失。その後、アクション映画「ユニバーサル・ソルジャー」(1992)の舞台となるが、街で一番雰囲気の良かったモーテルが格安で売りに出てたのが理由だったようで、これも撮影で爆破されてしまったとか。

なんだか散々な話の連続だけど、街はどこか憎めない雰囲気に満ちていたように記憶している。

2008/12/30

Essex, CA

Essex, CA | 2008/10/09-day28

その昔、砂漠のルート66の路上で、ある男が車のパンクで立ち往生した。灼熱のモハベ砂漠の近く、全く何もない土地だったので、あやうく命すら落とすところだった。この経験から男はその場所で自動車修理屋とCafeを始めたそうだ。それがThe Wayside Cafe。



今は廃墟だけが残っている。



他に店は無く、ゴーストタウンのような集落ながら、現在の人口は90人位。モハベ砂漠の国立公園や鉄道関係者なども住んでいるようだ。ちなみにテレビは1977年まで電波が届かず映らなかったとか。

ちゃんと郵便局もある。



妻はここから日本にポストカードを送った。

2008/12/19

電信柱が地平線まで

Petrified Forest NP, AZ | 2008/10/04-day23

今日はもう12/19、旅を終えてから1ヶ月以上が過ぎている。月日が過ぎるのは、なんて早いのだろう。いつまでも「63日間の旅」の更新にこだわるのもどうかと思うが、旅行中は撮った写真を確認する時間なんてほとんど無かった。今こうして膨大な量の写真を見ていると、改めてはっとする風景もある。


使われなくなった電信柱が
砂漠の中を地平線まで並んでいる。




縮小jpgだと分かりにくいが、砂漠の植物の風合いが自分で気に入った。これは、ちゃんとraw現像して、大きくプリントしてみようかな。


この場所は、Petrified Forest National Parkというアリゾナ州の国立公園の一角。 木の化石で有名な所だが、実は旧ルート66(の跡)が地図上ではこの国立公園を横切っている。道路は砂漠の雑草で消滅したが、電信柱はきっと昔はルート66に沿って建てられていたものなのだろう。




ちゃんとHistoric US66の標識も立っていた。
国立公園の中なのに。

2008/11/26

靴のなる木

near Amboy, CA | 2008/10/09-day28




カリフォルニア州モハベ砂漠、Amboyやバグダット・カフェを目指してルート66を西に向かう。この近辺は高速I-40からも離れており、砂漠の中に取り残された寂しいところ。潰れたレストラン跡(Roadrunner's Retreat Cafe)を通り過ぎた所で、写真を撮った。

さらに少し進んだところで、shoe tree "くつのなる木"を見つけた。
結構高いところにまで、無数の靴がぶら下っている。



スニーカーが中心だが、パンプス/ハイヒールやアイス・スケート靴、ブーツなども。残念なことに、あまり形の良い木ではなかった。靴の重みもあって痛んだのか、木の一部は崩れていた。




shoe treeは旅行中にあと2ヶ所で見かけた。やはりカリフォルニアの砂漠のUS-395でと、ミネアポリスの大学近くで。どうも各地にあるらしく、ネット(画像)検索すると沢山出てきた。見栄えの良くないものが多いが、中には少し驚くような写真もあった(たとえばこれ)。

こういうのは、ただの落書きの類なのか"art"なのか、あるいは"落書きart"なのか、微妙なところだ。

ちなみに、この少し手前のESSEXとの間では、路肩の土が盛り上がった所に、石やガラスを置き並べて、名前などを書くというのが流行っている区間があった。あまり雨や風が無いのか、かなりの数がそのまま残ってた。言葉で説明するより、写真の方が早いね。こんな感じ。 道と砂漠しかない所を走る、モノ好きな旅行者の遊びだね。

2008/11/23

Twin Arrows Trading Post

Twin Arrows, AZ | 2008/09/26-day15




地面に斜めに刺さった2本の巨大な矢。これが目印となってガソリンスタンド、ダイナーを併設した"Twin Arrows Trading Post"は古くからRT66の旅行者に人気があった。高速I-40がすぐ脇を走るようになってからも親しまれ、その歴史は21世紀までは持ちこたえたものの、惜しまれつつ2003年頃についに閉店した。

RT66のシンボルとして、ガイドブックの表紙にもなった「2本の矢」だが、朽ちていくスピードは速く、今では無惨な姿となっていた。矢の先の部分は失われ、また一方の矢は原型を留めてなかった。ちなみに矢は木製だった。



剥き出しとなったガソリンスタンドのポンプ。
まるで壊れたロボットみたい。




最近この場所を復活させる話が出ているそうだ。Twin Arrows may be restored<この記事には健在だった頃の「2本の矢」の写真も載っている。なお、併設されてたダイナーは"Valentine Diner"と呼ばれるタイプで、カンサス州のValentine Manufacturing社製。これだけでも復刻する価値があるそうだ。



場所はバリンジャー・クレーターとFlagstaffの間。I-40にはこの店の為に"Twin Arrows"という出口がある。

2008/11/20

66 West Twin Drive-In

Weatherford, OK | 2008/09/19-day08



閉鎖されたドライブインシアターで咲き乱れるヒマワリ。


ルート66@オクラホマ。Closeしたのは2005年、翌年にはebayで売りに出てたという話も。1967年に40 West Drive-Inとしてopen。1999年のreopen後は2スクリーンで営業していたようだ。
割れたブースの窓ガラス、崩れた"FOR SALE"の殴り書き、それでも静かに建ち続ける白いスクリーン・・・






隣接している普通の映画館は営業していた。
右側がドライブインシアターの敷地。


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66 West Twin Drive-In (closed)
West Historic Route 66, Weatherford, OK 73096
http://www.drive-ins.com/theater/oktshow

2008/11/16

傾いた給水塔

Groom, TX | 2008/09/21-day10




実はホンモノの給水塔が傾いているのではなく、トラックの休憩所/レストラン"Britten Truck Stop"の客寄せでワザと斜めに設置されたもの。Brittenは街の名前ではなく、店のオーナーRalph Britten氏に由来する。
ところが、この店、かなり昔に潰れている。店は消滅したが、給水塔と朽ちた巨大な立看板だけが、荒野に残っているのだった。


2008/10/12

day31 短信


Mojave, CA発-Palmdale-LAX泊

飛行機マニアな一日

Mojave Air and Space Port。
この空港は、普通の民間飛行場としての機能-セスナやプライベートジェットへの給油など-だけでなく、「飛行機の墓場」として紹介される部分がある。物好きな奴が来たなぁという目で見られてしまったが、職員の人が運転するバンで敷地内を見学させてもらった。料金はたったの$5、車から降りる事は出来なかったが、写真は車内からならOKだった。

まず旅客機のジャンクヤード-解体されて部品が売られたり、スクラップにされたり-のセクションへ。ジェットエンジンが野ざらしで無造作に置いてあったが、一個300万ドルで売れるのだと言う。実際、買い手が見つかって包装されているものをあった。
続いて案内してもらったのが、長期駐車場のように整然と並べられている所。google mapではこんな感じなのだが、実は予想より並んでいる数が少なくて、ちょっと拍子抜け。911テロの後には250機も並んでいたという。

ところで、この空港、名前の通り「宇宙港」でもある。ヴァージングループのブランソン会長が推進する初の民間宇宙旅行会社、Virgin Galacticの本拠地にもなっている。7月末には宇宙船の母機となるWhite Knight Twoが公開されたばかり。
2010年の開業を目指して、テスト飛行が本格化するという話だった。

見学を終え、LAに戻る途中でPalmdaleの航空公園に立ち寄った。歴代の最新鋭機を製造した米空軍第42工場がこの土地にあり、これに隣接した公園に数々の米軍の航空機が展示されている。戦争の道具ではあるので複雑な気持ちだったが、例えば、実用ジェット機の最高速度記録を出したSR-71 Blackbirdの機能美とも言える異様な存在感は、実物ならでは(隣にはA-12が)。世界初の実用ステルス機 F-117 Nighthawkもあり、並べてみるとF-117は思ったより小さく、SR-71は大きかった。

なお、今回訪れた近くには、スペースシャトルの帰還や、映画「ライトスタッフ」の舞台にあったエドワード空軍基地もある。
砂漠の真ん中だが、この手の話題が好きな人にはたまらない一帯である。

そうそう、Mojave空港近くの、風力発電の風車群の風景も面白かった。

2008/10/07

day26 短信


Sedona, AZ発-Jerome, AZ-RT66-Kingman, AZ

セドナはテーマパークみたいだ。
ボルテックス探しというミステリアス/ファンタジーな要素を加味しつつ、トレッキング・岩登りというアドベンチャーに挑戦するアトラクション。小奇麗で、安全・手軽で、街はコンパクトに色々と揃っている。メキシコの村をイメージして作られたTlaquepaqueで昼食をとったのだが、まさにここもテーマパークの一角といった雰囲気だった。

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Route 89A

さて、今日はRT66に復帰するのだ。
直接Flagstaffから戻っては面白くないので、南へ遠回りし、Route 89Aというこれまた古い道を辿る事にした。

Clarkdaleに着いてから、ここに来た事があるのを突然思い出した。
「Verde Canyon Railroad」という渓谷を走る観光鉄道があるのだが、この街はその出発駅があり、数年前のPhoenix旅行の際に訪れていたのだ。残念ながら火曜は整備の為に運休。列車の写真だけ撮らせてもらって(裏手の廃線になったところでも)、しばし懐かしさに浸った。
verdecanyonrr.com

その先のJeromeが、なかなか賑わっているので驚いた。1953年に鉱山が閉鎖された直後はゴーストタウンだったが、その後は芸術家(やヒッピー達)の手によって、復活したとの事。陶器の店+スタジオで器をいくつか購入。

その後、カーブ連続の山道を抜けてRT89に出てから北上、しばし走ってAsh Forkという街で、久し振りにRT66に復帰。なんか、ほっとする。

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RT66復帰

SeligmanではRT66名物のソフトクリーム屋 Snow Cap Drive-Inへ。そしてAngel Delgadilloさんの元床屋・Route 66 Visiter Center。もう夕方なので閉店かと思ったら、とんでもない、観光バスが次々に横付けされていた。日本人の一団にも遭遇。グランドキャニオン観光のルートに組み込まれているのだそうだ。

サンセットに向かって走るのは気持ちが良かったが、暗くなってしまったので、Truxtonの有名な標識も、HackberryのRT66愛好家の間で有名な店も、立寄れず。とりあえず、宿を確保する為、その先のKingmanへ急いだ。夜は洗濯、そして深夜まで旅行の予習。

2008/09/16

ジャンク・カー屋

Vinita, OK
無造作に捨てられているようで、実は売ってるらしく、値段がついていた。
よく見ると名車が揃っていて、ジャンク・カー博物館のようであった。






オクラホマ南下

Afton, OK
カンサス州を制覇した後は、再びオクラホマ州を南下です。