2008/12/31

Shane! Come back!

Grand Teton National Park, WY | 2008/11/06-day56



西部劇の名作「シェーン」(1953)のあのラストシーンが撮影されたあたり。
本当に素晴らしい山でした。下の予告篇でも「Shane! Come back!」やGrand Tetonの綺麗な風景が見れます。




僕の写真でも(左下に)車が写ってますが、映画でも山が写るシーンで車(orバス)が写っていたとか。丁度、国立公園を縦断してイエローストーンに通じる主要道路がそこを走っているんですよね。DVDでリマスターされた時には車はデジタル処理で消されたらしいです。

2008/12/30

Essex, CA

Essex, CA | 2008/10/09-day28

その昔、砂漠のルート66の路上で、ある男が車のパンクで立ち往生した。灼熱のモハベ砂漠の近く、全く何もない土地だったので、あやうく命すら落とすところだった。この経験から男はその場所で自動車修理屋とCafeを始めたそうだ。それがThe Wayside Cafe。



今は廃墟だけが残っている。



他に店は無く、ゴーストタウンのような集落ながら、現在の人口は90人位。モハベ砂漠の国立公園や鉄道関係者なども住んでいるようだ。ちなみにテレビは1977年まで電波が届かず映らなかったとか。

ちゃんと郵便局もある。



妻はここから日本にポストカードを送った。

2008/12/29

直進

Tucumcari, NM | 2008/09/22-day11



曲がらずに、真っ直ぐ進むのだ。
高速を急がずに、旧道をゆっくり進むのだ。
そうしなければ見る事が出来ない場所があるから。

2008/12/28

Route 66 Monument

Tucumcari, NM | 2008/09/22-day11

ニューメキシコ州のTucumcari(ツクムカリ、ツクマカリ?)はルート66の宿場町として栄え、有名なBlue Swallow Motelもこの街にある。恐竜博物館もあるので家族連れも訪れるようだが、さすがに一時の勢いは失われ目抜き通りには潰れたMotelも数多い。ノスタルジアに物悲しも混じった、まさにルート66の縮図のような街だ。



"The Heart of Route 66"を自称するこの街、Convention Centerの駐車場には1997年に建てられた"Route 66 Monument"もある。



これ見たときシンガポールの昔のマーライオンを思い出した。
ルート66の「三大ガッカリ」みたいな・・・そもそもそんな有名でもないんだけどさ。

2008/12/27

デンマーク村

Solvang, CA | 2008/10/15-day34 & 10/16-day35



デンマーク村・ソルバング(Solvang)。Santa Barbaraから北上してワイナリーに囲まれた田園地帯に唐突にある。2泊したのは、まる一日をこの街(村)の図書館でインターネットを使って作業したり用事を済ませていた為で、本来は日帰り・半日でも十分なほどの小さな街だ。



風車=オランダのイメージが強いが、デンマークにもこういう風車はある。ただし、街のド真ん中で土産物屋になってたりはしない、と思うけど。





ご覧のように街並みはすっかりデンマーク調・・・たぶん。デンマークの街並みの予備知識がないので確信はないけど、きっとこんな感じなのだ・・・と思いながら歩く。

それより、日本の1970年代の山小屋・ペンション風、あるいは当時見かけた古い喫茶店がこんな感じだったと思うのだが、あのイメージの原点は果たしてデンマークだったのだろうか?そう言えば「アンデルセン」というのも昭和っぽい響きだ。




デンマーク村のかわいい内装のレストランで食事をしているのに、僕の頭の中はデンマークに辿り着けないでいた。
どうしても河口湖にドライブした時や新宿でB級映画を観た後で入った喫茶店を思い出してしまっていた。テーブルにコインを入れると星占いが出てくる機械が置いてあるような店。OPENとかCLOSEの看板が木をくりぬいた文字で作ったような店。発想が貧困だ。 

いつの日かデンマークを訪れる日が来たら、その時になって初めて「あぁ、カリフォルニアのデンマーク村は本当にデンマークだったんだ」と納得するのだろう。
その時になっても「あぁ、河口湖だか、どこかのドライブインもやっぱりデンマークだったんだ」とか思うのだろうか。それはそれで、永遠の謎が解けたような気分になるかもしれないけど、誰ともこの思いは共有出来そうにないなぁ。でも、なんだかデンマークに行きたくなってきた。



現代のデンマークは「風力発電大国」だ。土産物屋の客寄せ風車ではなく、最新鋭の風車により"消費電力の約20%を風力でまかなっている"そうだ。海の上には洋上風車も並んでいるという。素晴らしい。 今回、アメリカを旅している間でも何度か、ブンブン回っている風力発電の頼もしい風車の姿を見かけた。もっともっと増えたら良いのに、と思う。

2008/12/24

Merry Christmas !

皆さん、メリークリスマス。

ところで(ご存知の方も多いと思いますが)、僕はベーコンが大好きなのですが、先日"http://bacolicio.us/"というwebサイトを知りました。 
http://bacolicio.us/http://kzy2112.blogspot.com/ というように、普通のアドレスをこれに続けて入れて表示させると、あら不思議、ベーコンが画面に張り付く!という、とても嬉しいものです。まぁ、それだけなんですが。

今日はクリスマス仕様になっており、
幸せ感3割増しでした。こんな風に。




皆様にも、ささやかな幸せの多い毎日でありますよう。

2008/12/23

旅の変化球



福光屋「加賀鳶(かがとび)山廃純米・超辛口」
サンタモニカの日本食スーパーMitsuwaで購入し、旅の後半でちびちび呑んでたお酒。アメリカを旅していて、ビールやワインは旅先でいくらでもバリエーションがあるけれど、たまに日本酒があると変化球的で良い。「今夜も節約して安モーテルだけど、その代わり日本酒呑んじゃおう」という(子供騙し的な)効用も。
roadtripのトランクに一本、冬場は冷えていいかもね。web

2008/12/22

ポツン

Custer State Park, SD | 2008/11/09-day59



プロングホーンバッファローが沢山居たCuster State Parkにて。ホントにポツンと、この木だけ生えていた。

よく子供の頃にこういう絵をなんとなく描いてた気がする。
頭の中にだけあった「原風景」が、あれから何十年も経ってから、実際に目の前に広がっているというは、ちょっと不思議な気分だった。


2008/12/21

Open Now!

Cool Springs, AZ | 2008/10/08-day27



NOW!の"!"が元気があって可愛いんだけど、
場所は他には何の店もない・殆ど車も通らない、
アリゾナの砂漠地帯の山の中で。

2008/12/20

順番待ち

Grand Canyon | 2008/09/27-day16

トイレに駆け込もうと思ったら、
既に先客が居て順番待ち状態・・・




男女ともにトイレは混雑。
国立公園だと場所限られてるからね。




ちょっと急いでもらえると嬉しいですー。




僕の後ろにも行列は出来つつあった。
押さないで下さい。睨まないで下さい。
僕だって我慢してるんです。



やれやれ。

2008/12/19

電信柱が地平線まで

Petrified Forest NP, AZ | 2008/10/04-day23

今日はもう12/19、旅を終えてから1ヶ月以上が過ぎている。月日が過ぎるのは、なんて早いのだろう。いつまでも「63日間の旅」の更新にこだわるのもどうかと思うが、旅行中は撮った写真を確認する時間なんてほとんど無かった。今こうして膨大な量の写真を見ていると、改めてはっとする風景もある。


使われなくなった電信柱が
砂漠の中を地平線まで並んでいる。




縮小jpgだと分かりにくいが、砂漠の植物の風合いが自分で気に入った。これは、ちゃんとraw現像して、大きくプリントしてみようかな。


この場所は、Petrified Forest National Parkというアリゾナ州の国立公園の一角。 木の化石で有名な所だが、実は旧ルート66(の跡)が地図上ではこの国立公園を横切っている。道路は砂漠の雑草で消滅したが、電信柱はきっと昔はルート66に沿って建てられていたものなのだろう。




ちゃんとHistoric US66の標識も立っていた。
国立公園の中なのに。

2008/12/18

Flatiron Cafe

Jerome, AZ | 2008/10/07-day26
前回に続き、ジェロームの街の紹介。

天気が良くて、居心地の良いCafeがあるだけで、その街が好きになれそうな気がする。ジェロームにもそんなCafeがあった(ただし定休日だったが)。



Flatiron Cafe
ウィンドウには"Best Restaurants In Arizona 25"の記事。





その隣には妙な看板の店。ここも閉まってた。
Belgian Jennie’s Bordello Bistro & Pizzeri
http://www.belgianjennies.com




残念ながら、
火曜が定休日の店が多いみたいで。

2008/12/17

Jerome, AZ

Jerome, AZ | 2008/10/07-day26

セドナに滞在した後でルート66に戻るにあたり、ルート89Aというこれまた古い道を辿る事にした。その途中、山の中腹の小さな街がジェローム(Jerome)。

1898年に建てられた Connor Hotel。
それにしてもアリゾナの空、どこまでも青くて気持ちいい。




一階は飲食店やアート・雑貨屋さん等が入り観光客に人気。ホテルは二階で営業中。webサイトでは街やホテルの歴史の紹介も(www.connorhotel.com

予備知識なく訪れたのだが、周辺の街に比べて観光スポットとして賑わっていて、ちょっと驚いた。



街の歴史を紹介するMine Museum。
Jerome Historical Societyが様々な活動を通して街のキャラクターを守っているようだ。



一時期は人口15,000人と栄えた街は時代の流れとともに減り、1953年に鉱山が閉鎖された後は0人と正真正銘のゴーストタウンとなったそうだ。ところが、その直後から芸術家やヒッピー達が流れ込み、60年代~70年のムーブメントと共に復活したとの事。今でもその雰囲気が残っており、我々も陶器のスタジオ+お店で器をいくつか購入した。

セドナから約40分というだけでなく、フラッグスタッフまで1時間、あるいはフェニックスからも2時間と、意外に主要なところへのアクセスがそこそこなのも、立寄る人を集める理由かもしれない。

2008/12/13

Cowboy Motel

Amarillo, TX | 2008/09/21-day10



Amarilloの(安)モーテル街にて。
この日はTucumcariのBlue Swallow Motelを目指していたので、この街には泊らなかった。

2008/12/10

Holbrook, AZ

Holbrook, AZ | 2008/09/26-day15




Joe & Aggie's Cafe
120 W Hopi Dr, Holbrook, AZ




Rainbow Rock Shop
101 Navajo Blvd, Holbrook AZ




オーナーの自家製恐竜だそうです。
こういうノンビリ・ムードはルート66らしくていい。

2008/12/09

Santa Rosa, NM

Santa Rosa, NM | 2008/09/22-day11



ここも"Route 66" Restaurant
特に有名でも評判が良いわけでもない店だけど
どこか懐かしい感じがする

2008/12/08

ヨセミテ・トンネルビュー

Tunnel View, Yosemite National Park | 2008/10/23-day42

訪れた誰もがアンセルアダムスになって写真を撮る、絶景ポイント。
しかもアクセスは超カンタン。




有名なトンネルビュー、駐車場・展望テラスは再整備されたばかりだった。訪れた翌日には開幕式典が行われ、内務省長官が来ていたそうだ。国立公園制度は内務省が管理していて2016年に100周年を迎える。これに向けて同長官が大統領に記念プロジェクトのロビー活動を行い、いくつかの予算を引き出し、まず実現したのがこのトンネルビューの再整備なのだと、新聞記事に載っていた。

改装後の写真 / 改装前


小さな子供から老人まで、あるいは身体が不自由でも、世界遺産の絶景が駐車場から10歩で見れる・・・正確に数えてないけど、それほど近い距離。サンフランシスコから日帰りバスツアーで来る人もいれば、公園内にはロッジもあるし、テントを張ってキャンプも出来る。トレイルもお散歩程度のものから、果ては絶壁のロッククライミングまで幅広くある。訪れる人の体力、時間、様々な要素に合わせてアクティビティが選択できる。そして人が訪れない、はるかに広大な自然保護地区も守られている。

グランドキャニオンもそうだったけど、アメリカの国立公園の幅の広さ・懐の深さ、これは凄い事だと思った。 開発・整備 vs 自然保護 vs 環境教育、etc ・・・様々な立場の考え方や思惑のバランスの上で成り立っているのだと思うけれども。

2008/12/07

ヨセミテ・グレイシャーポイント

Half Dome, Yosemite National Park | 2008/10/23-day42

ヨセミテのシンボル、ハーフドーム。
この日はグレイシャーポイントの近くで、ハーフドームを見ながら持参のオニギリを食べた。



雄大な自然。
まぁ、食べかけのオニギリに見えなくもない。




Four Thirdsで73mm /35mm判換算で146mm、

2008/12/06

Crazy Horse Memorial, SD | 2008/11/09-day59

旅で見かけた猫で、一番の美人さん。




サウスダコタ州クレイジーホース・メモリアル(Mount Rushmoreの近く)のビジターセンターにて。彫刻家Korczak Ziolkowski氏を紹介する展示があり、その一つに彼が使っていた古い家具などを並べた部屋があった。この猫はその薄暗い部屋の入口近く、アンティークの椅子の上で訪れる人を待っていた。





一方、外のテラスには別の猫がいた。多分オスだと思う。見るからにヤクザ風だし。ごろっと寝てるんだけど、ときどき頭を起こしては辺りに睨みを利かせていた。




美人とヤクザ。
猫の世界にも美人局とかあるんだろうか。
観光地では気をつけよう。

2008/12/05

自転車のなる木

Flagstaff, AZ | 2008/09/26-day15

小ネタ、続きます。




先日、靴のなる木を載せたので、今回は「自転車のなる木」。

場所はフラッグスタッフのダウンタウンの一角。混雑してたBARの入口なのだけど、自転車で来てる客が(駐輪スペース確保で)木や標識のポールに吊るしてました。オレンジの自転車なんて絶妙なバランスを保ってマス。




Northern Arizona Universityもあるからか、若者・学生多し。自転車率が高いのも多分そのせいかな。古い町並みが残っていて雰囲気良かったです。美味しいcafeもあったし。