2008/12/27

デンマーク村

Solvang, CA | 2008/10/15-day34 & 10/16-day35



デンマーク村・ソルバング(Solvang)。Santa Barbaraから北上してワイナリーに囲まれた田園地帯に唐突にある。2泊したのは、まる一日をこの街(村)の図書館でインターネットを使って作業したり用事を済ませていた為で、本来は日帰り・半日でも十分なほどの小さな街だ。



風車=オランダのイメージが強いが、デンマークにもこういう風車はある。ただし、街のド真ん中で土産物屋になってたりはしない、と思うけど。





ご覧のように街並みはすっかりデンマーク調・・・たぶん。デンマークの街並みの予備知識がないので確信はないけど、きっとこんな感じなのだ・・・と思いながら歩く。

それより、日本の1970年代の山小屋・ペンション風、あるいは当時見かけた古い喫茶店がこんな感じだったと思うのだが、あのイメージの原点は果たしてデンマークだったのだろうか?そう言えば「アンデルセン」というのも昭和っぽい響きだ。




デンマーク村のかわいい内装のレストランで食事をしているのに、僕の頭の中はデンマークに辿り着けないでいた。
どうしても河口湖にドライブした時や新宿でB級映画を観た後で入った喫茶店を思い出してしまっていた。テーブルにコインを入れると星占いが出てくる機械が置いてあるような店。OPENとかCLOSEの看板が木をくりぬいた文字で作ったような店。発想が貧困だ。 

いつの日かデンマークを訪れる日が来たら、その時になって初めて「あぁ、カリフォルニアのデンマーク村は本当にデンマークだったんだ」と納得するのだろう。
その時になっても「あぁ、河口湖だか、どこかのドライブインもやっぱりデンマークだったんだ」とか思うのだろうか。それはそれで、永遠の謎が解けたような気分になるかもしれないけど、誰ともこの思いは共有出来そうにないなぁ。でも、なんだかデンマークに行きたくなってきた。



現代のデンマークは「風力発電大国」だ。土産物屋の客寄せ風車ではなく、最新鋭の風車により"消費電力の約20%を風力でまかなっている"そうだ。海の上には洋上風車も並んでいるという。素晴らしい。 今回、アメリカを旅している間でも何度か、ブンブン回っている風力発電の頼もしい風車の姿を見かけた。もっともっと増えたら良いのに、と思う。