Reno, NV | 2008/10/25-day44
リノにはカジノ街がある。レジャーランド化した最近のラスベガスとは違って、ここはまだ昔ながらの雰囲気のまま。安っぽくて猥雑なネオンが、まだ健在。遠い昔、初めてベガスに行った時にはまだこんな空気が残っていたな、と思い出す。
ヨセミテの大自然に浸っていた後でこの街に着いた。その雰囲気のギャップと長時間ドライブの疲れ+宿で洗濯をしなきゃならない日だったので、結局ギャンブルはせずに街を車で一周するだけにして、宿に向かった。
改装したという部屋は安いチェーン系ながら、まぁまぁの居心地だった。洗濯もした。
それにしても、ここのデザインはちょっと変わっていた。
部屋は、大きめのプールがある中庭を囲む様に並んでいるのだが、ご覧の通り、ドア以外は全面ガラス張り。
外はそのまま通路になってるので、人が通る。これでは部屋の中がまる見えになってしまうし、安motelだから用心もした方が良いので、厚いカーテンをひく事になる。そうすると、ガラス張りにしている意味はまったく無く、明かりも入らず部屋の暗い照明だけとなる(他に窓はない)。チェックアウトの際に写真を撮ル為にわざわざカーテンを開けたが、そうでもなければ、そのまま部屋を出てただろう。
もう少し何か条件が違っていれば、"モダン"な設計だったかもしれないが、ここの状況では全く無意味だった。なんか残念、惜しい気持ちが残る憎めない宿だった。